寝台特急 彗星号乗車記

JRの寝台特急「彗星号」に連結されている一人用個室寝台に
乗ってきましたので、その様子を載せたいと思います

今回乗車するのは下り列車で、始発の京都駅から終点の南宮崎駅のひとつ前の宮崎駅までです
24番個室は2階の太平洋側の部屋です。偶数が2階、4の倍数が海側という法則になっています
(彗星に限ってのことですが)

2000年9月

現在はすでに彗星・あかつきとも廃止になっています
これは古い記録です


京都駅の7番ホームに、20時ちょっと過ぎに列車がやってきました
この京都から門司までは長崎行き「あかつき号」と併結されるため機関車の
ヘッドマークも半分ずつです。
いまEF66が引っ張ってるんですね、マニアやめてるんで知らなかった。てっきり65だと。



これは通常のB寝台車
この7番ホームは20時前後は発着もあまりなく静かでいいです。
そのかわり売店もなく自販機があるだけです


通常のB寝台はこんなかんじで上下2段になっています
この彗星・あかつきはJR西日本の所有です




こちらがB寝台一人用個室「ソロ」。窓が上下にあるので目立ちます
彗星の2号車に繋がっていますが、元々はあかつき号用に製造された車両


廊下は中央を通り、その両側に上下2段の個室が28室あります


2階の部屋を廊下から見たとこ。いきなりの急な階段です


ドアのカギはテンキー入力式です。まずこの上に付いているツマミを
閉位置に回したあと、黒ボタン→4ケタ数字→赤ボタンと押すとカチッ
と音がしてロックされます。開けるときはテンキーとツマミの順序を逆
にすればOK


部屋の奥はこんなかんじ。屋根に沿っているのがよくわかります。グリーンのかたまりはクッション



まんなかは一部折り畳めて足元を広く使うことができます


ドアに近いこの部分はハネ上げてあります


それを降ろしクッションを背もたれにすると座席としても使えます




室内から見たドア


階段を上から見たところ。階段が車内側にあるおかげで「立つ」こともできるのがいいですね
以前似たようなタイプの「なは号」のソロに乗ったときは階段が外にあったため立つことが出来ず
精神的に息苦しく感じて過ごした記憶があります
内側からカギをかけるときガチャッと大きな音がしてしまうのはなんとかならないかなぁ


カーテンは窓に沿って上下出来るフリーストップ式ですが、曲面の部分では粘りがきかず
固定できませんでした
自由に動ける空間もあまりありませんが、圧迫感もそれほどではありませんので心配はいりません


コントロールパネルには時計と照明スイッチ、オーディオサービスのスイッチがあります
オーディオは3chくらいあったんですが、音量が大きく、最小にしても廊下に漏れるくらい
だったため結局使わず。イヤホンジャックもあります。コンセントはやはり見つかりませんでした


ドア上にハンガー掛けがあります。フックを動かして固定すればガタガタと音が出ることもありません。
左にあるのは換気扇


テーブルはこんなかんじ。左上は非常ボタンです


照明は蛍光灯ひとつと階段灯のみ、読書灯はありません


吹出し口はこういうかんじ


リネン類一式

伝統あるレール柄の浴衣です


セッティング例




1階はこういうかんじ。2階の階段部分が張り出しています。 足音とか響くんだろうか?
居住性は良さそうですが、目立つ車両なので駅に停車すると覗き込まれそう


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