水前寺成趣園

寛永9年(1632)熊本藩藩祖細川忠利公が小倉から熊本に移った頃、この地に寺が
開かれました。この寺は清らかな泉湧く土地にちなんで水前寺と名付けられました
その後忠利公は水前寺を他の土地に移させましたが、ここには茶屋が設け別荘と
しました。それが水前寺成趣園の原形となりました。一般には水前寺公園とよばれ
親しまれています

2008年5月


市電の走る大通りから斜めに入ってきました


参道入口です


ここの名物はいきなり団子。さつまいもの輪切りとあんこを団子で包んで
蒸した素朴なお菓子です。蒸したてのアツアツを食べるのがいいらしいです
食べるつもりだったんですが時間がなくなって断念しました


見えている小屋が受付です


振り返ったところ


東海道の旅を楽しむかたちで構成された庭園といわれ
参勤交代の道中がひときわ長かった細川家にとってこの
雄大な庭園は慰めになったのでありまそう


富士峯。その姿は駿河湾に浮かぶ富士であり、ふもとの松が東海道を象徴しています


阿蘇の伏流水がコンコンと湧き出る豊かな水量を元に回遊式庭園が成り立ったのでしょうね


出水神社です。明治11年に建てられました


これは東海道の起点である日本橋だそうです


横から見たところ


稲荷神社もあります


これだけ存在感のある富士山も珍しい


これは裏富士


ナモメノ木、と書かれてあります


忠利さん


なだらかな築山


味のある沢飛



池越しに古今伝授の間が見えています。桃山時代の建築物です
元々は京都の八条の宮家の邸内に建てられていたものですが
大正元年にこの地に移されました


古今伝授とは古今和歌集の歌の解釈についてその奥義を相伝することをいい
原則としてその継承者はその時代においてただ一人のみです


やたー、お抹茶があるで


古今伝授の間です。しまった手前の手水鉢を押さえとくのを忘れてた


古今伝授の間から見た庭園です。ここからの眺めがいちばん良いといわれています


古今伝授の間の横に茶屋があります


お抹茶500円。お座敷でいただくと600円です
おいしい♪


お菓子は玉子菓子でした

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